AWSコスト最適化ガイドブック
続き。
Cloud Financial Management (CFM)
AWS が提唱しているクラウド利用費用最適化を進めるためのフレームワーク、実践の4つの柱を持つ。
- クラウド利用費用の可視化
- クイックウィン最適化(迅速なクラウド利用費用削減)とアーキテクチャ最適化(中長期的な視点でのクラウド最適化)
- クラウド利用費用の予測と次年度の予算策定のための予測に基づいた計画
- 持続的なクラウド最適化を推進していくための FinOps
具体的なコスト分析手法やアーキテクチャ最適化
1. クラウド利用費用の可視化
- アカウント分割
- ( これはいまは考えない )
- タグ付け
- 可視化のためのAWSサービス
2. クイックウィン最適化とアーキテクチャ最適化
クイックウィン最適化の概要
- インスタンス選定( EC2, RDS, ElastiCache ...etc )
- 購入オプション選定( SP, RI, スポットインスタンス ...etc )
- 不要リソース停止( AWS Trusted Advisor, 愚直に不要リソースの洗い出し ...etc )
- リソース調整( Auto Scaling, スケジュールや需要と供給の調整 ...etc )
- ストレージ選定( EBS, EFS, S3 ...etc )
- ライセンス最適化( SQL Server, Oracle Database ...etc )
- 共有テナンシーと Dedicated Hosts
- クイックウィン最適化のための AWSサービス( AWS Cost Explorer, AWS Compute Optimizer ...etc )
アーキテクチャ最適化
3. クラウド利用費用の予測と次年度の予算策定のための予測に基づいた計画
- 過去の傾向に基づく費用予測
- 新たな需要に対する費用予測
このあたりを予算を監視すると良いとのこと。
- コスト予算:指定された金額に照らして、クラウド利用費用
- 使用量予算:指定された1つまたは複数の使用タイプ、あるいは使用タイプグループの使用量
- Savings Plans の予算:Savings Plans に関連付けられている利用率、またはカバー率
- 予約予算:リザーブドインスタンスに関連付けられている利用率またはカバー率